満期になっても骨盤位(さかご)のままの妊婦はわずかに3%にすぎない。

 

では、どういう人たち、どういうタイプの人が、さかごのままで分娩を迎えるのだろうか?統計上の分析では下記の因子が重要であるようだ。いろいろ研究がある。

 

児に関連した因子は、低出生体重児、子宮内発育制限児、女の子、染色体異常児、先天奇形

 

母体関連因子は、初産、高齢母体、糖尿病、喫煙、子宮筋腫

 

私の経験でも、ほとんどの骨盤位の児は正常の児である一方、上記の因子とさかごはやはり関係が大きいなという印象を持っている。